美顔器の中でもエステ並の効果を実感できると人気の超音波美顔器。では、超音波とは肌にどのような働きをするものかご存知でしょうか?
■超音波とは
超音波とは、人の声や音楽と同様の「音」の一種です。しかし、超音波は1万8千ヘルツ以上の高い周波数を持っているため私たちの耳では聞こえません。周波数とは、その音が1秒間に何回振動するかということを意味します。つまり1万8千ヘルツは、1秒間に1万8千回振動するということです。
この超音波による振動は、肌の奥深くまで届き、最大で10cm程度の深さまで届くと言われています。そのため超音波を使えば、肌に有効な美容成分を肌の奥まで浸透させることができます。
しかし、周波数が高ければより高い効果を発揮できる……というわけではありません。超音波の周波数が高ければ高いほど、音の振動の幅が狭くなり、振動が肌の奥深くまで伝わらず、効果は弱くなります。
反対に、周波数が低いほど超音波の振動の幅が広くなり、より肌の奥深くまで振動が届きます。後ほど、周波数帯の美顔器の特徴をご紹介します。
超音波の高速振動は、余分な角質や角質内に入り込んでしまった汚れや毛穴の中に残った老廃物を浮き上がらせて取り除く働きがあります。汚れなどがはじき出されることで、肌が柔軟になり、美容成分が角質層まで行き渡りやすくなります。
その高いクレンジング効果は、油汚れも簡単に落ちるほどだと言われています。クレンジング効果で肌が清潔になると、より美容成分も浸透していきます。
また超音波の振動には、肌細胞まで行き届きやすいという特徴があるため、角質層のすみずみまで美容成分を届ける効果があります。
超高速な微振動が、肌の細胞の一つひとつにまで行き渡ることで、マッサージ作用が見込めます。それによって、血流やリンパ液の循環が促進されて、肌の新陳代謝が活発になり、老廃物の代謝やむくみの改善につながります。
また、たるんだ筋肉を引きしめる効果や脂肪を燃焼させる助ける働きをするため、小顔効果やリフトアップも期待できます。
超音波の振動によって、肌の内部の分子間で摩擦が起き、熱が生じます。この時の肌の組織の温度は、約0.5~2度上昇すると言われています。肌の温度が上昇することで、代謝が活発になり、血行が促進されることで、なめらかで弾力のある肌へと導きます。
またリンパ液の流れも促進するため、老廃物も排出されやすくなり、ターンオーバーを正常に整える効果も期待できます。
超音波は美肌効果や体に良い影響を与えるため、エステでも「超音波コース」が設定されているほどです。
しかし、エステで超音波コースを体験すると約1~2万円かかると言われています。そのため、継続して通うとなると、費用が高くなり途中で諦めてしまう方も多いかと思います。
そこで、おすすめなのが自宅で簡単に超音波エステが体験できる「超音波美顔器」です。いつものスキンケアにプラスすることで、ハリのある若々しい肌へと保つことができます。
超音波の振動は、肌の奥深くの細胞に届きやすく、その特徴を生かしてクレンジング効果やマッサージ効果、温熱効果を発揮します。
そのため以下のようなお悩みを持つ人に超音波美顔器はおすすめです。
・フェイスラインの引き締めをして小顔になりたい
・毛穴の汚れが気になる
・肌のハリツヤを向上させたい
・顔のたるみを改善しリフトアップしたい
超音波美顔器を継続して使用することで、ターンオーバーが正常に戻り、肌が活性化され美肌へと導くことができます。
超音波美顔器には周波数によって1メガヘルツ、2メガヘルツ、5メガヘルツなどの種類に分かれています。また最近では、8メガヘルツの高周波数のものも出てきているようです。
前述でも紹介した通り、周波数が高いほど高い効果が発揮できるというわけではありません。周波数の数値が低いほうが振動の幅が広くなるため、肌の奥深くまで振動が届きやすくなります。反対に、数値が高くなるほど振動の幅は狭くなり、肌の奥まで届きにくくなります。